2013年8月28日水曜日

車中泊での私の愛する道具たち

 車中泊で使う道具類のほとんどは、日常生活で使っているものがほとんどあります。だから、よほど注意をしていないと、いざ旅たちという時に、どこか日常の暮らしの中に紛れてしまって、忘れていく可能性が大きいのであります。
 今回はカメラの予備の電池と充電器を見事に忘れていってしまいました。普段は旅で使う道具は本棚の決められた区画にひとまとめにしてあります。出かける時は、24時のジャックバウアーが使っているようなズタ袋のなかに何も考えずに押し込むだけでいいようにはしてあるのです。今回はたまたまカメラの予備電池の充電をしたままコンセントに差し込んであったのです。
 とはいうものの旅を重ねるごとに余分な道具は可能な限り削ぎ落としてきましたので、現在では、それほど多くはありません。そのほとんどは、小型の電子機器やそれに付随する小物類が圧倒的になってきました。
 十数年前は大型のテントやタープに椅子、プロパンガス炊飯器、それに小型の発電機まで持っていったのですから、あの当時と比較すればその量は20分の1ぐらいまで減ってきていることは確かであります。その分だけ横着になったと云ってもいいのかも知れません。
 なにか日常の生活に必要な道具を買う場合に、まず一番に考えるのは、その道具がアウトドアで使えるか使えないかというものであります。なにせ自分でも笑ってしまうほど貧乏でありますから、日常で使う道具とアウトドアで使う道具を分けて2つは買えないわけでありますから、自然とそういう発想に行き着いてしまうのは必然的でありました。
 中には無駄なものも数多く買っています。やはり実践してみないと、それが有用なのか無駄なのかという判断がつかないからであります。耳かきや爪切りなんていう小物も案外必要なのです。これらのものは百均で揃えました。一々持ち歩くのも面倒なので、車に積みぱなしになっています。
 成功したと思われるものの中に電気カミソリがあります。普段はジレットの3枚刃だか5枚刃の安全カミソリを使っていますが、毎日、日帰り温泉に入るとなると、換えの下着と垢すりとタオルとそれにカミソリととなると結構揃えるのが面倒くさいものなのであります。そこで考えたのが充電式の電気カミソリであります。これだと暇な時にちょちょっと顎に当てれば終わってしまいます。長い運転の合間にもちょちょっとして髭剃りは終わってしまいます。温泉では体も頭も2回洗いを励行しておりますから、髭剃りが抜けただけで大分時間短縮になります。これだけでも大助かりであります。
 なんだそんな簡単な道具だけなのかと云われそうですけれども、そんなものですよ。簡単ついでにもっと簡単な道具を紹介して置きます。それはタッパーウェアです。これは特に一人旅をしている時には必需品となります。道の駅では産直の野菜などを売っていますが、私が必ず買うのは漬物であります。これは一人で食べきれない量であります。ですから、食べきれないからと捨ててしまうのはいかにも勿体無いものであります。大概の場合はビニール袋に入っていますから、そのままクーラボックスに保存するのも大変であります。そんな時に役に立つのがタッパーウェアであります。その他のおかずの余りものをタッパーウェアで保存しておけば実に便利なものであります。3個ほど持っていけば大抵の場合間に合ってしまいます。
 ついでのついでだから、もうひとつ、それはスーパーのレジ袋であります。旅の長さにもよりますが、10枚ほど持って行きます。もう経験者ならおわかりですね、そうですゴミを捨てる時に使うのです。途中で買い物をするからレジ袋は間に合うのではないかと思うでしょうけれども、家庭ごみでは無いのですから、決められた曜日に貯めておいて捨てるなんてことはできません。常に頻繁にゴミは捨てなくてはいけないのです。基本的に車の中には常にゴミは置かないというのが鉄則であります。そうしますと、途中の買い物しただけのレジ袋では当然間に合わないということになるのです。
 ついでのついでのついでに、もうひとつのアイテムです。それはハンガーです。服はハンガーに吊るしておいたほうが整理が楽だという結論に達したのです。最初衣服関係は畳んで重ねてしまって置きましたが、これは居住空間を狭めてしまうし、必要なものを出すのにも面倒です。物というのは下に重ねて置くよりも、壁に吊るしておいたほうが整理整頓にもなりますし、使い勝手のいいものなのだということを発見したのです。いつも5個ぐらいのハンガーを用意して行きます。
 ここからはおまけです。荷造り用のビニールのヒモなんてものも持っていくといいでしょう。それを張り巡らせて洗濯物を干したり、お風呂用のバスタオルを干したりするのに便利であります。また、エンジンを完全に停止している場合には乾電池式のランタンを吊るしておくと真上から灯りとなって、結構快適に過ごすことができます。

 よくも、これほどつまらない道具の紹介を次から次へとしたもんだと、我ながら呆れてしまいます。でもこんな小さな気付きが旅を快適にするかどうかの別れ目となるのは確かであります。なにもお金のかかる立派なものなんてほとんど必要はないのであります。何よりも自分の頭で考えた創意工夫こそがアウトドアの楽しみなのであります。そしてそれらが実生活に活かされればなお結構なことだと考えるのでありました。

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