2010年12月16日木曜日

家のなかでアウトドアなのじゃ

 北国からは積雪の情報が次々に届きます、いよいよ本格的な冬に突入したようであります。温暖な千葉県といえどもさすがに外で酒飲むのも寒いから、アウトドア用のランタンを2つ持ってきて、アウトドア用の椅子も持ち込んで、アウトドア用のカセットコンロも持ち込んで、それからアウトドア用のラジオも持ち込んだ。周囲の雨戸をしっかり閉めて外部の光が入らないようにして、居間の電気もすっかり消してしまう。完全に闇に近い状態を作り出し、鍋をつついて酒のんだ。ランタンの周囲は暗闇だし、ラジオの音量は絞ってあるし、電波の入りも悪いのでじっとして酒のんでいる限りはアウトドアに近い雰囲気を味わえる。これで星が見えればいうことはないのだけれど、確か天井に星座を映すというものがあったということを思い出した。今度はどこかで星座製造機を探して手に入れよう。エアコンの赤い小さなランプが気になるが、なるべく見ないようにする。そうだ、「今度は2人用の小さなテントを横に張ればもっともっと雰囲気が盛り上がるな」などということを本気で思いながらチビチビ呑んでいたら本格的に酔っぱらってしまった。


 冗談ではなくて、本当にあるんですね人工星空製造機。これさえあればいつでも自宅の居間でアウトドアの雰囲気に浸れますね。
 「ちょ!ちょっとまった!それはなんかおかしいだろう。5万円近くかけるなら、そのまま星を見にでかけるのが正しい姿ではないのか」
 「おっしゃることはわかりますよ。でも居ながらにして毎日のように満天下の星を眺めることができるんですよ。ロマンチックではありませんか。それにランダムに流れ星もみることができるんですよ。」
 「ふふ・・・そんなもん、購入した当座だけ見るに過ぎないよ、かなり早い時期に高価なゴミと化してしまうのはわかりきったことじゃないか」

 こうして自称アウトドア大好きぽーはあらぬ方角に突き進みつつあるのです。

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