2010年6月7日月曜日

2日休んでゲンキ回復

 久しぶりに2日連続して休んだ。ん?なんかヘン。サラリーマン時代は土日休んであたりまえだったから、結局あたりまえのことをしているだけなんだ。
 と朝方書いて後は夕方の作業終了までなにも書けませんでした。本日は体も良く動き、天気も良かったので、時々休憩は取りましたが、ブログを書くほどの長い休憩も取らずに良く働きました。とにかく量を植えることがホンモノの農家になる近道だと目標を決めましたので、後はその目標にむかって突き進むだけであります。そうしますと、大きなモンダイが突如として浮上してきたのであります。当農園は無農薬・無化学肥料による栽培を目指しております。そうしますと圧倒的に有機肥料が足りなくなってきたのであります。昨年3日間もかけて一日3台の2tダンプによる比内地鶏の鶏糞を運び込んだのですが、それさえも心細くなってきたのであります。それからコンバインで裁断された田んぼの稲藁をかき集めて畑にコツコツと鋤込んでいったのですが、それも無くなってしまいました。ストックしてあった籾殻も底をつき、さて何を入れるかということになってきたのです。今は草刈り機で雑草を刈ったものをコツコツと集めて堆肥を作っていますが、たくさんあるように見えても乾燥してしまえばほんの一握りにしかなりません。さてどうするかです。牛糞は2t車1台6000円だそうです。昨年は2tダンプをただで借りられたから鶏糞運びができたのですが、今年は無理だということがわかりました。ではレンタカーを借りて行うか、肥料そのものを購入するか。悩んでしまうところであります。
 本日は有機肥料の調達ということで、山に枯葉を集めに行ってみました。ちょうど良い枯葉はあるにはあるのですが、いかんせん遠すぎます。リヤカーでもあれば少しはその距離のハンディも克服できるのですが、なにせ一輪車一台では3000坪の畑に投入する枯葉を考えただけで気が遠くなってしまいます。
 もうひとつの案は自動精米器というのがあるでしょ。あそこには「ご自由に米糠をお持ち下さい」と書いてあります。あの米糠っていうものは最高の肥料となりうるのだそうです。しょうがないから毎日車で自動精米器周りをして集めてくるというものであります。やってみないとわかりませんが、これもなんかヘンですよね。車の燃料を使って肥料集めするなんて、どうも私には納得できない話であります。そんなこんなホントに考え込んでしまいました。百姓にとっては肥料は宝だということを実感した一日でありました。

 昼間は温度もかなりあがり暑い感じですが、朝夕はストーブが恋しくなるような気温になることがあります。農園のある場所は秋田市となっていますが、秋田市よりも確実に温度は2度ほども違います。天候は完全に山のものであります。だから作物を植える場合は寒冷地と考えた方が正解のようであります。5月に植えろと書いてあれば6月でも別に遅くはないようです。このあたりの感覚がつかめなく、植えたタネを何度全滅させてきたことか。何事も経験ですよね。こうなってくると自分の住む千葉県が羨ましくなってきます。あそこは冬でも何かの作物を植えていますからね。秋田では絶対に無理であります。しかし、千葉では農地の確保が難しいですからね。なかなか旨くモノゴトは進まないようであります。

 5時をまわったので、そろそろ温泉に行って汗を流してこようと思います。それからおつまみを作ってビールを呑んで、焼酎呑んでブルース聞いて、明日になんの憂いも残さずに寝るだけです。この明日に何の憂いも残さずっていう部分が気に入っています。肉体労働の良さのひとつにはこの部分が大きいと思います。特に百姓は自由です。大金持ちにはなれそうにありませんが、このうえなく自由なのであります。人間関係に悩むこともなく、馬鹿な上司が上にくることもありません。頭上には馬鹿な上司の変わりに満天の星をいただき、野ションベンする痛快さは一度味わったらやめられませんわな。わははは

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