2010年1月3日日曜日

高橋まゆみさんという人形作家

 高橋まゆみさんという人形作家を偶然に年末の「徹子の部屋」でみた。普段「徹子の部屋」などは見もしないのだが、他の番組があまりにもくだらなかったのでチャンネルをクルクル回していたら、偶然かつ唐突に飛び込んできた人形の画像に惹きつけられてしもうて、いきなり心を鷲づかみにされてしまった。
 特に徹子さんも絶賛していた「頑固ばーさんの家出」
「お世話さん 気合一つで 家を出る。あんな鬼嫁 話すもしゃくだ」と鍋釜を背負って家をでるのだが、小一時間もするといつの間にか戻ってきているのだそうだ。こんなのは田舎では実にありそうでユーモラスで一発で高橋まゆみという人形作家のファンになってしまった。他にもほのぼのとした瞬間を情景ごとむしり取っていて実にヨロシイ。マイッタナー。

 その人形は田舎を故郷をこよなく連想させるもので、懐かしさでウルウルしてしまった。幸いにも家人は学校やら職場へと出払っており、心ゆくまで流れるままに任せておいたら、鼻水まで一緒にでてしまって、グチュグチュな状態に追いやられてしまって、マイッタ。

 その人形展が1月の2日から9日まで、なんと東京江戸博物館で開催されているらしい。これは絶対に見逃してはならないと固く心に誓った。近年は病的なほどの都会雑踏ウジャウジャきらいなのだが、市川から両国まではたかだか12、3分なのだからそれぐらいの時間は我慢できるだろうと考えた。
 しかし、なんでこの俺が人形展なのか、自分でもさっぱりわけがわからない。わからないが強い決意と強い意志を持って出かけるのだ。しかし、市川駅に行くのだって何年ぶりだろうか。大丈夫かな?もうすでに、すこしだけ怖じ気づいている自分がいることに気づいた。マイッタ、マイッタ

 ひょっとすると今年ははじめからマイッタ年になるのかも知れない。うーんマイッタ


 しかし、あの作品群はそこに住んで、暮らしていないと絶対に作れないものだと強く思う。近年は東北や北陸を旅して歩くことが多いけども、感じるのはそこに人がいないんだよね。もっとも車で走り回っているから余計にそう感じるのだろうけれども、農村地帯でなく商店街ぽいところでも人を見かけることが本当に少ないのです。昔からそうだったのか思い出せないけれども。

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