2009年9月28日月曜日

大筋肉痛は予想どおりだ

 3日間の鶏糞搬入作業が終わり、2日間は畑作りです。第2農園のほうは約1反歩(300坪)あるのですが、1/3はほとんど手つかずの状態であったので畑にする作業に取りかかることにした。
 長靴をはいただけでけっこう疲れを覚える。それでデコボコの畑を歩くと何もしなくても、結構疲れる。それで一輪車に籾殻(もみがら)を入れて運ぶのが私の担当なのだが、2台ほど運んでダウンする。少し休んで、いやかなり休んでから、3台目を運ぶが、畑に籾殻を撒こうとするが、やはり息切れがして作業にならないので、少し休む。いやかなり休む。
 それを2日間繰り返したら、予想どおりにまともに立ち上がることさえできない、筋肉痛に襲われ、疲労も限界に達した。
 なんとも情けないにわか百姓なのだが、普段はキーボードしか触ったことがないのだから、これは仕方のないことなのだ。もともとこのような状態になることは充分に予測できたし、覚悟もできていたのでこれでいいのだ。しかし、それにしてももうまったく農作業ができないぐらいに疲れたので少し戦線を離脱することを決意する。戦線を離脱するなんて格好のいいことをいっているが、本当はまったくの戦力外なのであるから、最初からまったく相手にされていないのでその分気が楽である。
 午前中に荷物をまとめて車に積み込んで実家のある山形に向かうことにする。決して逃亡するわけでない。疲労を回復するまでに実家に顔を出して親孝行の真似をしようという魂胆なのであります。これは逃亡ではないと何度も自分に言い聞かせている自分を発見して、あれ?いつの間にか逃亡になっているんじゃないかとちいと思ってしまう。これは逃亡ではなく希望的戦略的撤退なのだと・・・・・。誰だ!そこで笑っているやつは失敬な
 話はかわるが、秋田市内のスーパーに買い物にいった時に野菜売り場にいって値段をあらためて確認したわけであります。にわか百姓といえども百姓は百姓であるから、農産物の値段は一応気になるわけであります。そこで思ったのは、その野菜のあまりに安いことであります。これまでは単なる消費者としての目線でしか野菜の値段を見ていませんでしたから、安ければ安いほどいいと思っていたのですが、一応生産者の立場でその値段をながめてみると、その安さに愕然とするわけであります。これほど手間暇をかけて、たったこれだけの値段じゃ売らないほうがいいよなって結論になるわけであります。しかし、どうしてあんなに安い値段で売ることができるのか不思議でしょうがないのであります。そこはやはりプロとアマの違いなんだろうか。
 つくづく農業では暮らしてはいけないなと思ったのだけれども、農園の片隅に菊の花が少しだけ咲いていました。そうなんだよな、儲けだとか生産性だとかという問題とは一切関係なしにこの菊の花の美しさがなによりも大切なんだと気づかされたわけであります。来年にはもっと大量に菊の花を植えてやりたいなと思ったのです。

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