2009年8月5日水曜日

海辺の町は涼しかった

 三重・和歌山・福井・長野他と長い遠征から一昨日の深夜に帰ってきた娘から、昨日の朝に電話があった。もう娘とは3ヶ月ぐらいは会っていないだろう。一度だけ帰宅したらしいが、私は檜枝岐村から山形・秋田と訪ねる約半月の旅にでていたので会えずじまいであった。
 遠征開けの休みは昨日一日だけで寮生は疲労しているだろうから、帰宅してならないという先生からの指導があったので実家に帰りたくても帰れないという。
 ならばこちらから行くぶんにはなんのモンダイもなかろうということで、そそくさと妻と差し入れやら、補充する品物等々を準備して車に乗り込む。今日は火曜日ということで大枚をはたいていれたETCがまたしても役にたたずです。なんということだ。

 なんだかんだで1時ちょっと過ぎに娘の暮らす寮に到着、土日祝日には寮の食堂がお休みなのですが、娘はお昼の準備をしておらず、コンビニまで自転車で片道40分というものすごいロケーションの場所にあるので、普段は余分な買い食いをしないで済むが、こういう時に困ってしまうのです。腹をへらした娘が待っていた。

 海の近くであるから、寿司がうまかろうというコジツケで娘と3人で以前から目をつけていた回転寿司屋さんに向かう。とりあえず腹一杯にほおばり、次にどこかお茶を飲む場所をナビで探すが一番近くで4.5kmにあるCoCosというので、そこへいって3時間ほどおしゃべり。
 いやはや相当に話すことがあったらしく、娘はほとんどの時間しゃべりぱなしであります。それでそろそろ帰るといったら、まだ寮の食事の時間(夕方7時30分)まで相当時間があるから、付き合えというので、大洗海水浴場にいく。母と娘はおおはしゃぎで、ずぼんを膝までめくって海遊びであります。

 海辺は直射日光やらなんやらでもっと暑いのかと思っていたが、太平洋から吹き付ける風はかなり涼しく寒いくらいであった。最初エアコンをつけていたが外にでたらかなり涼しかったのでエアコンをとめた。大洗といえばフェリーか海水浴という印象であるが確かに大洗の海水浴場は良くできていると思う。私はこれまで房総の海をおもに海水浴場として利用してきたが、全体の明るさというか、施設の充実等々を比較すると大洗の海水浴場は秀でているような気がする。
 だから土日をふくむ休日は大混雑が予想される。ということで今回の娘の遠征の出発が学校を深夜の12時出発を敢行したことが納得できるのであります。そうでもしないと大洗の町から出るにも何時間もかかってしまうのです。これはおおいに納得です。
 以前京葉道路の近くに住んでいたことがある、ある日散歩していてなにげに道路をみたら朝の7時だというのに下りの道路がマヒ状態になっているのを目撃したことがある。私の住まいは、東京の隣の市川です。この時点で大渋滞ってことは目的の海に到着するのは夕方ではないのかと人ごとながら心配したことがあります。現在は房総方面にもかなり良い高速道路が複数できたのでそんなことは無いとは思いますけども。

 なんだかんだで娘に時間いっぱいまでつきあったのですが、休日に自宅帰り時間がきて寮にひとりで帰るのはある程度覚悟があるからいいけど、自分のところから訪ね人が一挙に帰られるのは結構精神的にきついもんだと思う。案のじょう別れたらすぐに携帯電話がなった。
 いつか親子は離ればなれになる運命なのだ。その予行演習をこうして小さな寂しさや悲しみを重ねながらしているのだと思う。

 これまでは遠征だったから移動する時間とか他の時間が結構かかるから、一日3公演ぐらいをこなしてもたぶん楽だったと推測する。私もスポーツをやっていたので練習をやっているより遠征のほうが随分と楽だったのを思い出します。
 娘は本日の朝7時30分から夜の7時までどっっぷりと鍛えられる日々に突入するわけであります。これを地獄と捉えるか天国と捉えるかでその結果は大きく違ってきます。1年生の夏休みは特に大事な期間だと思う。そういえばこのことをつたえないで帰ってきちゃいましたね。親なんてのはそんなもんです。

 蛇足になりますが、以前から思っていたのですが、回転寿司は海に近いからうまいかといえばさにあらずです。都会の激戦区に適うモノではありません。地元産の魚なんてどの程度の割合で使われているかといえばごくわずかだと思います。都会の食べ物やは洗練されています。けっして瞞されてはいけませんよ。

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