2009年7月27日月曜日

農場の少年―インガルス一家の物語〈5〉 (福音館文庫)


 購入した2冊を読み終えてなかなか面白かったので福音館文庫で出しているシリーズものの最終刊農場の少年―インガルス一家の物語〈5〉 (福音館文庫)を再び注文した。今朝注文したので夕方の7時ごろの配達になると思う。ちょっと待ち遠しいが仕方ないだろう。
 この文を投稿したのが午前9時42分であります。当初夕方の7時ごろになるだろうと思っていた配本が、なんと午後2時にはきたのです。実に早いのです。なんだか段々と配送される時間が短縮されているように感じるのだが。
 こんなに便利な時代に暮らしていて、心惹かれているのが、「大草原・・・」シリーズなのですから、なんだか変な気持ちであります。さて「大草原・・・」シリーズ西部開拓時代の話で鉄道が西へ西へ延びて、多くの開拓者が豊壌な大地を求めて幌馬車に家財道具をはじめ全財産を詰め込んで気の遠くなるような長い旅を続ける物語なのであります。
 しかしアメリカってのは地図で見てもわかるように大きいですよね。そこに語られて草原なんてものはたぶん私には想像できないほど広大なところだったのでしょう。
 ローラ・インガルスは以前に60歳で子供のころの記憶を頼りに計9冊の本を書き残したと書きましたが、正しくは65歳から書き始めていますね。
 表紙に書かれている作者紹介文を引用しておきます。

1867年、アメリカウイスコンシン州に生まれた。少女時代を家族とともにきびしい開拓生活のなかでおくり、1932年65歳のときに、幼いころの思い出をもとに「大きな森の小さな家」を
書く。つづいて「農場の少年」「大草原の小さな家」「プラム・クリークの土手で」「シルバー・レイクの岸辺で」「長い冬」「大草原の小さな町」など、自伝的な物語を書き続けた。1957年、90歳をむかえてまもなく亡くなる。

とあります。およそ142年ほど前の話なのであります。この頃の日本はどうだったのかといいますと「11月9日(慶應3年10月14日) - 大政奉還: 徳川慶喜が明治天皇へ上奏文を提出」とあります。これでだいたいの時代の目安がついたことだと思います。
産業革命がおこり西へ西へと鉄道が延び、先住民族は抑圧隔離されて、工業社会が出来上がるちょっと前なんですね。
 1月8日 - 米国コロンビア特別区で黒人が選挙権を獲得ともありますね。
考えてみると私の読書は、この2年間はアメリカの翻訳ものが圧倒的に多いような気がします。

ウォールデン 森の生活」はすでに5回ほど読み返しましたが、これも同じような時代であり、鉄道の話が至るところにでてきます。なんかすごく惹かれるものがあるんですね。
 仮に私があの時代に移民として西へ西へ向かったとしてもエセアウトドアですから3日もしないうちにオオカミに喰われるか凍えて死ぬか腹を減らして目を回してひっくり返るぐらいのことしかできないだろうと思うのであります。

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