2009年1月17日土曜日

あらたな娯楽か

予報によれば本日から幾分寒さが和らぐらしい。

 ワイドショーを見ていると笑ってしまうことが多い。殺人事件が起こると、まだほとんど全貌がわかっていないのに単独犯なのか複数犯なのか、金銭目的なのか怨恨なのか、それとも通り魔なのかといった犯人像から殺人の方法さらに逃亡の方法に社会的背景や社会的現象まで、余計なお世話的に事細かく時には、CGまでを駆使してまで想像を駆使して推理してくれます。テレビ局もお茶の間の視聴者も全員が熱心なまるで優秀な捜査官となるわけであります。

 そして私はそれを何をすることもなく、延々と見続けることになります。他のチャンネルに回してもほぼ同じような造りで延々と番組は続きます。最近は元警察官なんてのがたくさん出てきまして、水を得た魚のようにトクトクと本物の警察の捜査方法なども丁寧に解説してくれます。

 これはあらたな事件が起こる度に飽くことなく繰り返されます。それでやがて事件の全貌が見えて1件落着となるわけでありますが、たとえ途中の推理やアテズッポーがかなり外れていても知らんぷりであります。こちらも全部を覚えているはずもなく、鋭く追求する気はまったくありません。

 これってテレビ局が発明した新たな娯楽なんでしょうね。たんなる娯楽だから何の意味が無くても別に構わないわけであります。見ている側も何の役にも立たないことがわかってますから別になんていうことはないわけであります。いつの間にか、つまらんものが娯楽になっているわけなんですね。

 あと、面白いのが派遣切りとか職を無くしてしまった人の話を、私には想像もつかないぐらいの高額な収入を得ている人たちが、さも弱者の味方のような顔をして延々と新たなネタを得たヨロコビを隠して話し続けます。彼等にとっては飯のタネなわけでありますから、結果がどうあれ、次のネタが現れるまでどうでもいいことを垂れ流し続けるわけであります。
 それは次の美味しそうなネタが現れるまで続きます。それで新たなネタが現れればもう古いネタなどには見向きもしなくなるわけです。それらの事件がどうなろうと知ったことではないわけであります。

 いやはやですね。

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