2008年8月13日水曜日

圧力鍋は必須アイテムだよね


 北京オリンピックが中国の威信をかけて開催されているみたいだし、夏の高校野球もやっているみたいだし、それにお盆休みみたいだしね。世の中はいろいろ忙しい見たいですね。なんだか帰省しないと、お盆という感じがまったくしない。お墓参りにいくにも今住んでいるところにはお墓はないから、ただ暑いだけの夏という感じであります。
 午前中にちらっとオリンピックの女子体操を見たんですけど、誰があの意地の悪い平均台なんていう競技を考えだしたんだろうっと真剣に考え込んでしまいました。あんな細長いところで飛んだり跳ねたり回転したりと、まったく心臓に悪いよ。あれを考え出した奴って相当に腹黒く意地悪なやつだね。あれ落ちたら痛そうだもんね。それに高さも相当あるみたいだし、俺なんか高所恐怖症だからあそこに昇っただけで震えがきてしまうだろうなと思ってしまった。
 あの柔道の谷なんとかって女、金じゃなくて良かったよ。金でも取ってまたテレビに頻繁に出てこられたら胸くそ悪くなってしまうからね。ま、そんなことはあんましこの際関係ないか。
 夏の高校野球をやっているのは知っているんだが、どこが勝ち残っているのかなんてのはまったくわからい。千葉県勢2校はすでに敗退しているのは知ってるけども。ま、そんなことはあんまし、この際関係ないか。

 「やっぱしさぁ、欲しいのは圧力鍋だよな・・・」と前言とはまったく関係なく唐突に話ははじまるのであります。圧力鍋は少ない熱量で短時間で料理することができるって話なのであります。
 これはアウトドアにぴったりのアイテムなのではないかと、車上生活者一歩手前の私は考えるのでありました。それにプラスして便利だと思うのは、蓋をしめてしまえば中味がまったく溢れてこないということです。前の晩に鍋物をしても、蓋をしてしまえば、すぐにでも移動がOKってことです。これにたまらなく魅力を感じるのでありました。

 数年前に一人キャンプに行くときに近くのスーパー「ライフ」でその圧力鍋を売っているのを発見したのです。値段が確か2000円か3000円ぐらいのものでした。え?圧力鍋ってこんな安い値段で買えるのかと驚きましたね。それまでは圧力鍋ってのは安くても5万円ぐらいはするもんだろうと漠然と思っていたのですから、即座にどーーーんと1個購入しました。
 そうか、俺もとうとう圧力鍋を購入したか、今夜さっそく試して見なければいけないなと胸ワクしながら、福島の山奥に向かいました。
 今夜、肉とか魚とか野菜をどーーんと入れた鍋料理に熱燗日本酒で雪見酒でも楽しんでみるかとルンルン気分でありました。川の中にある露天風呂に浸かって体をあっためてから、火にかけました。一人では食べきれないぐらいの超豪華版の鍋であります。
 圧力鍋だからそんなに煮なくても大丈夫だろうと火を止めて、かなり冷めてから食べようと蓋を開けようとしたのですが、これがまったく開かないのです。
 そうかそうか、初めての圧力鍋だからね。扱い方を知らないからな。やっぱしなんだねこういうものはきちんと取り扱い説明書というものを読まなければいけないよな。と取説を読んだけど蓋をあける説明などどこにもない、たんに上蓋を回せば簡単に開くようなのです。
 いくら渾身の力を入れて回してもビクともしないのです。この鍋が食えないとなると大問題なのであります。だって全身全霊を込めてほとんどの食料品を費やしてしまっているのです。今夜余った鍋は翌朝にうどんかなんかを放り込んで、あわよくば2日間ぐらい具を継ぎ足し継ぎ足しすれば、調理の時間と手間が大幅に短縮されてラクチンになる予定であったのであります。
 しかし蓋があかなければ絶対に食えないのであります。次の朝も試してみたけど状況は変わらずであります。結局5泊6日の旅のあいだ食えない鍋を抱えて自宅まで帰ってきました。自宅に帰ってからもいろいろやって試したのですが、びくりともしませんでした。
 鍋の具がたくさん入ったまま捨ててしまいました。この時の悔しさは尋常なものではありません。食い物の恨みは恐ろしいといいますが、あれ以来圧力鍋関係には近寄らないようにしていたのです。
 恐怖の圧力鍋事件から2年以上経過した現在、人間いつまでもトラウマを背負って頑なに圧力鍋を避けていてはいかんのではないかと思い始めてきたのであります。
 そこで圧力団体じゃなかった圧力鍋の研究に急速に向かうのであります。続きは後日になります。

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